TOPICS幸栄商事トピックス

輪島塗と九谷焼

とても残念なことに2024年は「能登半島地震」という悲しいニュースで幕を開けました。

亡くなられた方に心からのお悔やみを申し上げますとともに、被災され未だ避難を余儀なくされている方、

お怪我をなされた方にお見舞いを申し上げます。

 

今回、被害にあわれた石川県には、私どもの仕事に関連する、当時の通産省に指定された「伝統工芸品」が2つあります。

「輪島塗」「九谷焼」です。

「輪島塗」は漆は天然の漆を使用し木地にヒバ・ケヤキ等を使用する、などの特徴があります。

現在のような輪島塗の技術が確立したとされており、今日まで美しさと堅牢さを持ち合わせた

高級漆器として広く販売されています。

今回の震災でも輪島塗の工房が多く被災され、復興の目処も今のところ立たないなど今後が心配されます。

「九谷焼」は九谷五彩と呼ばれる「赤・黃・緑・紫・紺青」で描かれる色彩豊かな絵が特徴的な磁器です。

現在の加賀市にある九谷村で鉱山開発中に磁器の原料となる陶石が発見されたことで生産が始まった、

と言われますがおよそ50年で生産が終了されています。理由は明確にはわかっていません。

100年後、江戸後期に金沢で復興を遂げたのち、様々窯を移動し、現在の中心は石川県能美市です。

復旧・復興に向けて

これら石川県の伝統工芸品を購入することは復興の一助になることは間違いないのですが、

どちらの伝統工芸品も高級、高額で庶民には手の届かないものも中にはあります。

しかし伝統工芸品の歴史や成り立ちを知ること、その器の美しさを感じること、それだけでも

被災地に心を寄せることになるのではないでしょうか。

 

一日もはやい復旧・復興をお祈りします。

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