4/17はなすびの日との事です。由来は「よ（4）い（1）な（7）す」という語呂合わせと、なすびが大好物であった徳川家康の命日に因んだものと言われています。

家康は健康オタクだったとの説もあり、医療に関する勉強にも熱心で、薬にも詳しく、本草(今で言う漢方薬の様な物)には特に興味を持ち、自分でも調合をしていたほどの知見を有していました。

内臓系に良いとされていた薬を飲んでいたり、精力剤も服用していたりで、これが長生きの秘訣だったと見る向きもあります。

関ヶ原の戦いの際に、家康はケガをした兵士に対して傷口を石鹸で洗ってケアさせたとの伝承が残っており、これは感染症を防ぐ大きな効果があり、家康自身に医学的な知見が高かったことが伺えるエピソードとして残っているそうです。

家康が好きだったとされるなすですが、縁起の良い食べものとしても知られており、初夢に見ると縁起が良いといわれているのが「一富士・二鷹・三茄子」です。言われるようになったのは江戸時代の頃からだそうです。天下統一を果たした徳川家康になじみが深い駿河、現在の静岡県のものを高いものから順に並べたとも言われています。

一番高いものが富士山、次に愛鷹山（あしたかやま）、続いて初物のナスという事だとか。

そして実は「一富士・二鷹・三茄子」のあとに「四扇（しせん、しおうぎ）五煙草（ごたばこ）六座頭（ろくざとう）」と続きます。

座頭とは琵琶法師の座に所属する髪を剃った盲人のことです。

それぞれが縁起モノで、「富士」と「扇」はどちらも末広がりなので繁栄、「鷹」「煙草（のケムリ）」は、どちらも上に向かっていくことから運気上昇、「茄子」と「座頭」は、どちらにも毛が無い（ケガが無い）ということから、家内安全を表しているそうです。

かく言う私はこれらの初夢は見たことがないので、運気があがるようにせめて今日はなすでも食べてみようかと思います。ただスーパーで売っている茄子が初物かどうかは不明ですが・・・