飲食店にとって厨房機器は料理提供する為に毎日稼働させなくてはならない機械です。

特に問題が起きていない状況が、通常あたりまえの日々の営業として成り立ってるという事だと思います。

しかし、長年使用を続けていると突然、洗浄機が動かない・スチコンにエラー表示が出て機能しないなど

故障が起きてしまう事があります。機械が古くて（長期間動いてくれた）前触れ等がある場合は対応に時間の

猶予がありますが、突発的に起きてしまうと焦ってしまうものです。サービスコール（修理依頼）体制が整っている

メーカーであれば連絡して故障状況を確認し対応をしてもらう作業が比較的スムーズです。

そこで厨房機器の修理に関して、後々に後悔しない為にポイントを自信の経験からまとめてみました。

　➀ 修理依頼先の対応が、整備されている。・・・受付時間を含め状況を迅速に伝える事が需要。

　② 対応するサービスマンの人数がある程度充実している。・・・➀にて先着順になる為、翌日に振り替えられる事にもなります。

　③ 対応する機械に関して熟知しているか（ノウハウとスキル）・・・場合によっては、受付時に察知して電話対応で復旧できる事も。

　④ 当日訪問時点で、解決手段を持合せしているか。・・・部品在庫や代替処置・応急処置能力。最低でも営業ができる様にして欲しい。

修理対応の内容自体は、お客様で選択はできないので評判やサービス拠点などから判断するほかありません。特に地方都市・離党等の

メーカー事業所が存在しない地域は、都市部の対応にくらべて難があると思います。サポート業者等の確認もしておくと良いでしょう。

　一方、こちらから選択（リスク回避）ができるとするなら、機械自体が壊れにくい上部な製品を導入する事が不可欠です。

メーカーは販売競争力を高める為、高性能を謳い高付加価値的な機能を競い合っているものです。（OEM製品を販売するケースも）

高性能は誰しも望む事ですが、その性能の中に耐久性と安定性がないと困ります。壊れた厨房機器は単に重たいステンレスの箱でしかありません。

そんな状況を少しでもお客様に与えない様に、機器選定は慎重に行うべきです。当然、それをサポートさせていただくのも我々だと思います。

シンプルで故障がなく、長期に渡り安定して働いてくれる機械。ちょっとした消耗部品を何年か毎に交換すれば、十数年は稼働できる機械をご提案したいと

心から思います。故障・修理で得をする事などないからです。

　最近、コンベア洗浄機の修理で20万ほどかかってしまう修理案件がございました。設置から数年という若い機械ですが、主要な部品を交換するという

高額な修理となり困りました。今後は更にメーカーの長所の基準を、安定して耐久性に優れた故障が少ない点に注目して機種のご提案に努めたいと

思っております。

来店されるお客様に高品質な料理が提供できる厨房と厨房機器を共に構築する事こそが、アフターメンテに対する正しい向合い方だと思います。